新型コロナウイルスに共に立ち向かう:コンチネンタル社員の世界での取り組み
- コロナウイルス感染拡大抑制に向けた世界中の従業員の取り組み
- 人事担当取締役会メンバー、アリアーネ・ラインハート「この危機状況下での従業員の結束、イニシアチブと創造性を誇りに思う」
- 再利用生産: コンチネンタルの知見を活かし、個人防護具、医療分野向け製品を製造
- 危機状況下の学び: 在宅勤務中にも50以上の認定資格トレーニングを提供
世界のコンチネンタル社員が協力し、保護具の製造を含む様々なイニシアチブを通じ、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた支援を行っています。ソーシャルディスタンスが求められるこの時期において、自らのアイデアを提言、革新的なコンセプトで協業し、健康や公益保護に貢献しています。
「この危機状況下での従業員の結束、イニシアチブと創造性を誇りに思います。コンチネンタルの4つの企業価値のうちの1つ『支え合い』が特に証明されています。連帯感、思いやり、共感、責任感をもって、今回の困難に立ち向かい、私たちの企業価値が、このようにして社会に向けたバリューを創造します。」コンチネンタルの人事担当取締役会メンバー、アリアーネ・ラインハート(Dr. Ariane Reinhart)が説明します。「『ソーシャルディスタンス・社会的距離』を『ディスタントソーシャライジング・距離を保った交流』へ、言い換えれば、現時点の可能性の中で、安全ガイドラインに沿ったやり方で社会的距離を維持しながら、グローバルコミュニティとしてより一層密接に成長していくことができるのです。」
3Dプリント技術を利用し、従業員が個人防護具を製造
全世界の従業員は、現在、プロジェクトグループや社内のツールなど様々なネットワークチャネルを通じてアイデア交換し、互いに助け合うプロジェクトを開始しています。例えば、スペインのルビ拠点では30名以上の従業員がCoronavirus Makersイニシアチブに参加し、医療防護資材の製作に向けて知識を提供しています。会社保有、もしくは個人所有の3D プリンターを使用し、認定フェイスシールドを小ロット製作しています。欧州、アジア、米国の他拠点とも積極的にネットワークを活用し、医療従事者向けフェイスマスクに必要な部品を製造しています。
ドイツ・レーゲンスブルクでは、従業員のアイデアからドアハンドル用アタッチメントをデザインし、3D プリンターで従業員向けに製造しました。ドアハンドルに直接触れることなく、前腕でドアを開けることができるようになります。
危機発生時にコンチネンタルのノウハウを活用
コンチネンタルのエキスパートが国境や部署の垣根を超えて協力し、知識や所有する機械を必要とされている場所に活用しています。アメリカ・バージニア州のウィンチェスター工場では通常、乗用車や商用車の内装・外装フィルムを生産しています。急な依頼に応じ、生産設備と工場でのノウハウが1日あたり6000枚以上のフェイスシールド生産に活かされ、地元の病院、診療施設、警察署や消防署へと届けられました。
他にも、考案中もしくは導入の初期段階にある活動があります。その焦点は、コンチネンタルのソフトウェアソリューションで感染流行プロセスの予測値を改善するもの、感染防止から守る特殊表面材の利用、医療用デバイス向け電子部品の開発製造です。
「バーチャル教室」でのトレーニング
この危機的上状況下においても、従業員に認定資格を受ける機会を提供するため、コンチネンタルでは、社内の技術トランスフォーメーション機関(Continental Institute for Technology and Transformation)の内容を調整しました。対面形式でトレーニング活動を行う機関として昨年設立されたCITTの進行中の全コースを2020年3月中にオンライン形式に移行、オンラインで資格取得できるようにしました。CITTモバイルラーニングという名前で、トレーニング開始を在宅で継続することが可能になっています。
50名以上の参加者が在宅で理論的検討を終了、さらに200名以上の従業員が加工力学やメカトロニクスエンジニアになるための実習を続けています。ラインハートは次のように述べます。「この成功が示すのは、熱心な指導者と生徒があれば、オンライン上でも教えることが可能であるということです。今後数カ月でプログラム数を500程度に拡大していきます。」