目指すは、グローバルで活躍する女性のロールモデル
コンチネンタルには、2年間にわたる新人研修J.DRIVEプログラムがあります。2年間で、半年間の基礎研修と半年間の仮配属を3回経験できます。このインタビューでは、2022年に入社し、現在2回目の仮配属を進行中の女性社員2人に「グローバルで働く女性のキャリア」というテーマでインタビューを実施しました。
<プロフィール>
名前:Yangyan J.
大学時代に中国から日本に留学。大学で専門に学んだ機械工学を活かしながら
国際的な活躍が期待できる、コンチネンタルへ入社。
名前:Sae A.
大学時代は生物を専門にして学んでいたが、英語を使える仕事がしたいという想いから、コンチネンタルに入社。
1年目からグローバルに仕事ができる
―現在2回目の仮配属期間を過ごされているかと思いますが、これまでの仮配属での仕事を教えてください。
Yangyan J.:
1回目も2回目も同じ部門で、スマートアクセスという、自動車のドアのロックやアンロックを行うシステム開発の仕事をしています。
Sae A.:
1回目はユーザー・エクスペリエンス(以下UX)というディスプレイなどのヒューマン・マシン・インターフェースを担当する部門、2回目からは、アーキテクチャー・アンド・ネットワーキングという通信系の部門で、それぞれ開発の仕事をしています。
―お2人は現在自動車に関する専門的な仕事をされていますが、コンチネンタルへの入社理由は自動車への興味があったからなのでしょうか?
Yangyan J.:
自動車業界では大学で学んでいた機械工学の知識を活かせるという点で興味がありましたが、1番は国際的な活躍環境です。私は中国の生まれですが、海外で挑戦したいと思い、大学、大学院は母国を飛び出して日本で過ごしました。その日々がとても刺激的で、仕事でも世界をまたにかけて挑戦したいと思っていました。
Sae A.:
私は反対に、コンチネンタルに出会うまでは自動車への興味はありませんでした。それでも志望した理由は、Yangyanさんとも近しく、年次関係なく海外での仕事の経験ができると思ったからです。私は幼い頃から得意だった英語力を活かし、海外での仕事経験を積みたいと考えていました。どんどん挑戦の機会を与えるコンチネンタルの風通しの良さに惹かれ、入社を決めました!
―共通点は国際的なキャリアを歩みたいという想いなのですね。お2人はすでにシンガポールへ の出張を経験されたと伺っていますが、現地で仕事ができる魅力はどのような点でしょうか?
Sae A.:
自分が国際的な仕事をしたかったので、それが叶った喜びはありました。しかし、1番の魅力は仕事がより進めやすくなることだと感じました。開発のプロジェクトは世界のメンバーと国際的なチームを編成します。日本にいるときは、プロジェクトメンバーとオンラインでやり取りをしますが、時差やスケジュールの違いからうまく連携できず開発が行き詰まることもしばしば。そんなときに開発を行う現地に行き、メンバーと一緒に直接仕事ができると、コミュニケーションがスムーズになり、仕事もうまく進みやすくなりました!
Yangyan J.:
また、日本でまだ使われていない技術を現地で直接学べることも、とても魅力です。私が出張に行ったのは、お客様の求める技術が日本にはまだなく、開発した技術を現地に行って学ぶためでした。ひとえに海外出張といっても色々な魅力や目的があると感じます。
誰にでも挑戦の機会はある。それを掴めるかどうかは自分次第。
―海外出張の機会が生まれたのは、どんなきっかけがあったのでしょうか?
Sae A.:
上司とのコミュニケーションから、その機会を頂けたように思います。上司とは定期的な面談をしますが、仕事の話からプライベートの話まで、とても親身に向き合っていただいています。
仮配属前の面談で、UX開発の仕事がしたいこと、そしてゆくゆくはその開発拠点であるシンガポールで仕事がしたいことを伝えていました。すると上司が色々調べ、海外の開発拠点に行ける可能性がありそうなプロジェクトについて紹介してくださりました。
とはいえ、あくまで海外にいけるのは“可能性”。最初は日本にいながら、シンガポールの社員と仕事をしていたのですが、だんだんと海外の同僚との連携がスムーズになり、業務のアウトプットも出せるようになりました。そこから「Aiyamaさん、シンガポールに来て一緒に開発をしないか?」と誘いを受け、出張の機会をいただきました。その後、開発したシステムは今、“アイヤマシミュレーター”という名前がつけられていて、実開発でも使用されています!
―自分の名前がシステムにつくなんて凄いですね!年次関係なく実績を積み、評価してもらえる環境なのですね。
Sae A.:
それこそ、Yangyan さんはもう仕事の独り立ちをしています!
Yangyan J.:
今はもう、かなり自由に仕事を任せてもらえるようになりました。上司は私よりも経験があるので、もちろん分からないことは上司に確認を取りながら進めています。上司も新しいシステムのことは分からないときもあるので、自分から全世界の拠点にいるシステムのスペシャリストに直接コンタクトをとって、質問をすることも多々あります。
Sae A.:
逆に言えば、コンチネンタルでは、自分から動く人に、どんどん挑戦の機会が来ると思います。
Yangyan J.:
年次も経験もバックグラウンドも関係なく挑戦の機会が誰しも平等にあるのがコンチネンタルです。だからこそ、どんどん自分から実行し、発言し、行動している人が色々な挑戦の機会を掴めているように思います。
世界中の支社の社員を1つにする コンチネンタルの行動指針である“Four Core Values”とは
―海外拠点の社員と一緒に仕事を行うときに大変だと感じたことはありますか?
Sae A.:
コミュニケーションがスムーズに行かないときですね…。
Yangyan J.:
冒頭に挙げた時差以外にも、各国ごとの文化の違いがあるのです。例えばルーマニア人は8月初旬から夏休みに入ってしまうとか、ドイツ人は冬期休暇が日本より早いとか…。お互いの文化を把握しながら仕事を進めるのは大変です。
Sae A.:
しかし、文化は違えど、コンチネンタルの社員はどの拠点の人もとても親切なので、そこまで不満に感じたことはありません!
Yangyan J.:
私もそう思います。システムを実装しようとして試験を行ったとき、なかなか成功しなかったことがあります。そのときに、シンガポールやドイツ、フランスなど各拠点で経験のある人に助けを求めたところ、みんなで協力して解決しようと動いてくれました。日本時間に合わせてミーティングを組んでくれたり、連絡をこまめに返してくれたり、プロジェクトの成功に向けて、国境を越えて1つのチームとして活動をしました。
―普段同じ場所で仕事をしていないのに、なぜそのように1つになれるのでしょうか?
Yangyan J.:
私たちが開発するプロダクトは、1人で作れるものではなく、必ずチームの人たちの協力があって成り立ちます。だからこそ、協力して仕事を行う土壌が既にできあがっているのだと思います。
Sae A.:
それはコンチネンタルの行動指針Four Core Valuesの1つである“For One Another(支え合い)”という言葉にも表れています。“お互いの強みと多様なスキルを持ち合わせて、互いに刺激し合いながら、チームで成し遂げよう”ということだと思っています。そのエッセンスが、コンチネンタルの社員ひとりひとりにあるのではないかと思います。次は私も後輩や他の社員が困っていたら、助けられるようになりたいです。
目指す未来の可能性は無限大
ーお2人が今後目指すのはどんな姿ですか?
Sae A.:
女性で活躍するエンジニアのロールモデルになれたら嬉しいです。まだまだ世の中では、“エンジニア=男性”というイメージを持たれがちです。実際に日本国内でも、コンチネンタル・ジャパン内でも、女性のエンジニアの比率は男性よりも圧倒的に低いです。しかしながら、シンガポールに出張に行ったときに、女性のエンジニアが当たり前のように活躍していましたし、面倒を見てくださった女性の上司はエンジニアとしてキャリアアップしていました。そんな姿に憧れを持ちました。私も活躍し、ゆくゆくは、私に憧れてエンジニアになりたいと思う女性を増やしたいです!
Yangyan J.:
私はお客様と開発チームの間に入り案件の進行をするテクニカルプロジェクトリーダーになりたいと考えています。今一緒に仕事をしているテクニカルプロジェクトリーダーは、長い職歴があり、これまでの経験と人脈を活かしながら仕事をしています。お客様により多くの価値を届けられるように、エンジニアの気持ちも、お客様の気持ちも汲み取りながらスムーズに案件を進める姿を本当に尊敬しています。
―素敵な目標をありがとうございます!学生の皆さんへ最後にメッセージをお願いします。
Sae A.:
「海外の方々と一緒に仕事をしたい」、そんな環境を望む方にはコンチネンタルがぴったりです。海外で仕事ができる企業はありますが、コンチネンタルのように新卒1年目から海外出張のチャンスがある企業は少ないのではないかと思います。若いうちから様々な経験を積みたい人には最適な環境です!
Yangyan J.:
性別も年次も関係なくどんどんチャンスの機会があるのがコンチネンタルです。一方で風通しの良い社風だからこそ、経験量やチャンスの機会はあなたの主体性によって変わるでしょう。周りの環境をうまく活用しながら、ぜひ自分が望むキャリアを自分自身で創造していってください
2022年8月時点