Mio.K
J.DRIVEメンバー (2018年入社)
(現在自律モビリティ&セーフティ部門 先進運転支援システム事業部所属)
Q. コンチネンタル・ジャパンへ入社を決めた理由を教えてください。
私がコンチネンタル・ジャパンへ入社を決めた理由は大きく分けて2つあります。
1つ目は若手でも活躍できる柔軟な場があると感じたからです。就職活動中に参加した1dayインターンシップでJ.DRIVEプログラムについて聞き、若手の教育に力を入れていると感じました。また質問したいことが沢山あった私に、インターンシップ終了後や面接後に柔軟に対応してくれたことも大きなきっかけです。
2つ目の理由は、英語を使いながら幅広い分野の技術に触れられる環境に身を置きたいと思ったからです。コンチネンタルには様々なバックグラウンドの人が働いていて、英語を使って海外のエンジニア達とコミュニケーションをとることが頻繁にあります。また、メガサプライヤーということもあり、様々な部署があることも理由の一つです。
Q. 現在の仕事内容を教えてください。
現在は自律モビリティ&セーフティの先進運転支援システム(ADAS)の事業部に所属し、自動運転に使われるレーダーやカメラといったセンサー単体のハードウェアテストを主に担当しています。
レーダーが取り付け位置やエンブレムの素材によって減衰を起こさないか確認する試験や、センサーがスマホ等の電子機器と干渉しないか評価するEMC試験、またセンサーに不具合が起きた時にハードウェアに問題がないか確認するといった解析業務を行っています。試験依頼がインドのエンジニアからやってくることや、逆に日本のプロジェクトのEMC試験を海外の試験所で実施できるようにハンドリングすることもあるため、海外のエンジニアと英語でコミュニケーションをとっています。
https://www.continental-automotive.com/ja-JP/Passenger-Cars/Safety/Products/Sensors/Cameras
https://www.continental-automotive.com/ja-JP/Passenger-Cars/Safety/Products/Sensors/Radars
Q. 業務上での達成感や自己成長を感じたエピソードを教えてください。
今年、社内にある電波暗室の隣にシールドルームという試験室を建てるプロジェクトに関わりました。まずは試験機器のレイアウト検討やシールドルーム設置の場所決めから始まり、社内の関係部署に向けて工事内容の説明を行ったり、試験室を使う方々に協力をお願いしたり、予算の概算や工事の段取りを決めるために様々な施工業者の方々と打ち合わせをしたりしました。打ち合わせに参加いただいた施工業者の方と設置予定地へ行き、工事内容や希望の完成イメージを説明しました。複数の業者の方と連携して工事を行ったことからスケジュールが決まるまでは大変でしたが、完成した新しい試験室を見て非常に達成感を感じました。今後、この新しい試験室が組織内でも広く活用されていくことになります。
Q. J.DRIVEプログラムでの学びを教えてください。
私の場合、仕事に対する視野が広がったことがJ.DRIVEプログラムでの学びだったと思います。
一度配属されると、他の部署の仕事内容や仕事のやり方を経験する機会はどうしても少なくなってしまうと思いますが、仮配属を通じて他の部署でのやり方を半年間経験することで、1つのやり方にとらわれずに物事を考えることができるようになったと思います。また別の部署で教えていただいた内容が、製品の異なる今の部署での仕事に役立つこともありました。
仮配属期間中はとにかく全ての仕事が新しく、実践してみないと分からないことが多いので、チームメンバーや上司のサポートの下、まずは何でも挑戦してみるという積極的な姿勢になれたことも良かったです。
Q. 学生の方へメッセージをお願いします。
基本的なことですが、学生のうちにしかできないことを、まずは一生懸命取り組むのがいいと思います。就職する時に専攻と異なる分野に進んだとしても、そこで習得した考え方や知識が役に立つ瞬間は必ずあると思います。
また私の場合は就職活動以外に、参加した学会の懇親会で出会った女性エンジニア達から伺ったお話が就職活動をしていく上で大変参考になりました。就職活動を行う上で悩んでいることがあったら積極的に周囲に相談しておくと、誰かが参考になる話をしてくれたり、同じような悩みを経験したことがある先輩を紹介してくれたりするかもしれません。
<一日のスケジュール>
時間 | 予定 |
~9:30 | 出社 - 試験が9:00からある時は8:30に出社をして、センサーやシミュレーション環境を準備します。内容によっては終日試験を実施することもあります。 |
9:30~ | メールチェックとタスク内容の確認 - タスクの優先順位や会議の予定等を見て、1日のおおまかなスケジュールを考えておきます。 |
10:00~ | 試験前の動作確認等 - 試験サンプルのセンサーが手元に来たら、遅くとも試験が開始する1~2週間前までにシミュレーションツールや環境の確認を行います。試験に不足しているものがあれば手配します。 |
12:00~ | ランチタイム |
13:00~ | チームミーティング(毎週水曜日) - 連絡事項や各々タスクの進捗状況、トラブルや解析の内容がチーム内で共有されます。 |
14:00~ | 上司とのミーティング (2週間に1回) - 自身のタスクの進捗報告や、業務を行う上での必要な技術の習得について打ち合わせをしています。 |
14:30~ | レポート作成やレビュー等 -実施した試験結果をレポートにまとめたり、試験レポートのレビューをチーム内で実施したりしています。 |
17:00~ | 残りのタスク・次の日の予定の確認 - 今日中に終わりそうなもの・終わらなさそうなものや優先順位を確認し、終わらないと判断したら次の日に取り掛かれるように準備しておきます。 |
18:00~19:00 | 退社 - 友人や仲の良い同期とご飯に行く日もあります。買い物に行って料理を楽しんだり、自宅でオンライン英会話のレッスンを受けたりしています。 |
* このインタビュー記事は2020年12月末現在の内容です